ベトナム人材紹介を利用するメリットとデメリット
・導入
出入国管理及び難民認定法(入管法)が改正されたことにより、外国人労働者が雇用しやすくなりました。そうした中でベトナム人材が注目されています。今回はそうしたベトナム人材を雇用するときに利用することになる、ベトナム人材紹介のメリットとデメリットについてお話していきます。・ベトナム人材紹介のメリット:勤勉な人を紹介してもらえる
ベトナム人材紹介をするメリットは「勤勉な人を紹介してくれる可能性が高い」ことです。国によって気質がある程度共通しているのですが、ベトナムの場合は総じて勤勉な人が多い傾向にあります。勤勉でありかつ責任感が強いので、一緒に仕事がしやすいというメリットもあります。
ベトナム人のそうした気質を作っているのが教育です。ベトナムは東南アジアの中でも教育熱心鳴くであり、識字率は90%以上という高い数値を出しています。義務教育のある日本ではあまりイメージできないかもしれませんが、他国では字が読めない人というのは意外と少なくありません。
教育がしっかりしていることから、学習効果が高いのも特徴の1つです。仕事内容によっては様々なことを学ぶ必要がありますが、ベトナム人材紹介で来た方であれば大丈夫でしょう。
なおここで紹介したのは「全体としての」気風であり、個人に対してすべて当てはまるわけではない注意してください。
日本国内の人材紹介会社を利用すれば、ベトナム語ができる日本人や、ベトナムでの勤務が可能な日本人を探すことができますし、ベトナムの人材紹介会社を利用すれば、日本語ができるベトナム人や、特殊技能を持った人材を見つけることができます。国内外の人材会社をうまく使い分けましょう。
人材紹介会社を通すので、マナーや勤務態度など、一定の水準の人を探してもらえるのも嬉しいポイント。長期雇用だけでなく、通訳など一定期間のみ人を雇いたい場合にも、相談してみるとよいでしょう。

ベトナム人材紹介のデメリット:費用と時間がかかる
ベトナム人材紹介を受けるときのデメリットは「費用がかさむ」ことです。ベトナム人材紹介は他社の力を借りることになるため、紹介手数料という名目で費用を請求されます。数万円程度であれば我慢できるのですが、そうは問屋が卸しません。ベトナム政府は「特定技能人材を紹介したときに発生する手数料は月給1か月分~最大3か月分までとする」という旨の発表をしているため、紹介料だけで数十万円にのぼることがあります。
さらにベトナム人材紹介で発生する費用は紹介料だけではありません。日本で働くために通わせた学校の授業料や教育訓練費用、日本に来航するための飛行機代なども一緒に請求されることがあります。
そうした費用の支払いがあることは理解しておくようにしましょう。
日本企業だけでなく、現地の大企業などにも人材を紹介しているため、競争率が高いのがデメリット。また、コストもかかります。紹介手数料は、完全成功報酬制をとっている企業もあれば、月額のサポート料がかかる企業もあり、さまざまです。
人材紹介会社は、会社自体の信用度も大切ですが、担当者の熱意やレベルが採用の成否を握る大切なポイント。要望をよく理解してくれる担当者に出会えるまで、複数企業に登録してみることをオススメします。